【年に一度の大決算バーゲン】【日本工芸会正会員 故・坂口幸市】特選加賀染伝統小紋着尺※八掛付き 二枚小地白「松葉」確立した独自の染色技法。超希少な二枚白の逸品!
◆最適な着用時期 袷・単衣 ◆店長おすすめ着用年齢 ご着用年齢は問いません◆着用シーン 音楽鑑賞、観劇、お食事、お出かけなど◆あわせる帯 洒落袋帯、名古屋帯 絹100% 長さ約12.7m 内巾36cm(裄丈最長約68cm) 【 仕入れ担当 中村より 】信念を胸に…なじみの彫師と切磋琢磨しながら生み出される氏の逸品は紛れもなく憧れのひと品…新品の着尺の状態でのご紹介は稀でございます。日本伝統工芸染織展で文化庁長官賞受賞暦もある、加賀小紋染の第一人者・坂口幸市氏の逸品をご紹介致します。氏の作品の中でも特に希少な二枚白の超特選品…そして八掛付きの贅沢なお品。残念ながら2023年にその長い生涯に幕を閉じられました。今後新たな作品はございませんのでどうぞこの機会をお見逃しないようご覧下さいませ。【 お色柄 】さらりとした絹地は穏やかな錆浅葱色を基調に、藤色と若芽色で松葉模様が伊勢型を用いて染め上げられました。型を彫るものとひとつにずれもなく染め上げる、数ミリのズレも許されない、まさに職人芸。一見シンプルな意匠を表現するのに一体どれほどの時間を費やし、どれほどの気持ちが込められてきたのでしょうか。古典的な文様をアレンジした氏の作品は、展覧会で「清新な印象」と評されるように、クラシックでありながら、新しい発見を与えてくれます。【 坂口幸市について 】祖父・中儀延に師事され、細密な型紙による加賀小紋の伝統を受け継ぐ染色作家でございます。加賀小紋は江戸小紋と同様に繊細な伊勢型を用いた染めですが、加賀小紋の色柄は、より典雅ではんなりとした趣が特徴。それは一枚の型紙から始まります。コウゾを素材にした和紙、それも横すき二枚と縦すき一枚を重ねた丈夫なものに、柿渋を四回塗り、坂口氏はその紙を自身が工夫した図案とともに、三重県伊勢市の型紙師へ送り、彫ってもらいます。そもそも一枚の型紙だけでも一反染めあげるだけでも、繰り返し繰り返し、13m根気よく染めていく手間のかかる作業です。実際に現在ではこの二枚白を行う工房は坂口幸市氏の工房だけとか…デザインの段階で何回も打ち合わせを行ない、それを元に、型は伊勢白浜の専門の彫り師に依頼し制作しております。1944年1月11日 長野に生まれる1962年4月 祖父。中儀延氏に弟子入り1978年6月 第19回石川の伝統工芸展初入選(以後連続入選)1981年9月 第28回日本伝統工芸展初入選 奨励賞受賞 受賞作品件美術館御買上1983年9月 第30回日本伝統工芸展入選 二枚白小紋出品入選 日本工芸会正会員に認定される1984年5月 第2回全日本伝統工芸選抜展出品1989年4月 第45回現代美術展入選 北国賞受賞1990年6月 第31回石川の伝統工芸展入選 北国新聞社長賞受賞1991年2月 第47回金沢市工芸展入選 金沢市長最優秀賞受賞 (平成4年より無鑑査出品になる)1992年6月 第33回石川の伝統工芸展入選 知事賞受賞 (平成5年より無鑑査出品になる)1994年6月 第35回石川の伝統工芸展 監査委員出品(以後歴任)1997年2月 名鉄百貨店美術サロンにて個展1998年6月 第39回石川の伝統工芸展 特賞受賞1999年4月 第36回日本伝統工芸染織展 審監査委員出品2000年5月 第37回日本伝統工芸染織展入選 文化庁長官賞受賞2002年6月 第43回石川の伝統工芸展 特賞受賞その他数々の受賞実績を持つ。2023年 没 お仕立て料金はこちら湯のし1,650円+※胴裏7,260円〜+海外手縫い仕立て28,600円(全て税込)※国内手縫い仕立て+9,900円(税込)加工(湯のし、地入れ、紋地入れ)はこちら (湯のし) ※着姿の画像はイメージ写真です。柄の出方が少々異なる場合がございます。 [文責:中村 浩二] ▲ サブ画像をクリックすると拡大画像がご覧になれます。
128,000円