平安時代、最大の対外危機 中公新書　2655 関 幸彦 中央公論新社トイノニュウコウ セキユキヒコ 発行年月：2021年08月19日 予約締切日：2021年08月18日 ページ数：216p サイズ：新書 ISBN：9784121026552 序章　海の日本史（異国文字の謎／女真文字の解明に向けて　ほか）／第1章　女真・高麗、そして日本（東アジア地域の諸相／日本国の内と外　ほか）／第2章　刀伊来襲の衝撃（王朝の栄華と不安／刀伊来襲の予兆　ほか）／第3章　外交の危機と王朝武者（武力動員の特質／「ヤムゴトナキ武者」たちの来歴　ほか）／第4章　異賊侵攻の諸相（囚われ人の声を聞く／海禁と異域観　ほか） 藤原道長が栄華の絶頂にあった一〇一九年、対馬・壱岐と北九州沿岸が突如、外敵に襲われた。東アジアの秩序が揺らぐ状況下、中国東北部の女真族（刀伊）が海賊化し、朝鮮半島を経て日本に侵攻したのだ。道長の甥で大宰府在任の藤原隆家は、有力武者を統率して奮闘。刀伊を撃退するも死傷者・拉致被害者は多数に上った。当時の軍制をふまえて、平安時代最大の対外危機を検証し、武士台頭以前の戦闘の実態を明らかにする。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史 新書 人文・思想・社会

年号から読み解く 歴史文化ライブラリー 関　幸彦 吉川弘文館ハイシャタチノチュウセイソウラン セキ　ユキヒコ 発行年月：2020年02月20日 予約締切日：2020年01月08日 ページ数：256p サイズ：全集・双書 ISBN：9784642058957 関幸彦（セキユキヒコ） 1952年生まれ。1985年、学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。現在、日本大学文理学部教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 鎌倉ー「関東」と敗者たち（治承・源頼政の存念ー交差する記憶と記録／文治・反骨の証明か、大河兼任の乱ー奥州藤原氏の意地／建保・和田合戦ー和田義盛の執心、朝比奈三郎の抗心／承久・後鳥羽上皇の残念ー「武家、天気ニ背ク」の深層　ほか）／室町ー両府相剋と敗者たち（応永・応永の乱から禅秀の乱へー大内義隆そして上杉氏憲を考える／永享・永享の乱と公方持氏の抗心ー両府激突／嘉吉・嘉吉の乱の奥行きー将軍横死の顛末／享徳・享徳の乱と古河公方成氏の矜持ー都鄙争乱と戦国への助走） 武士が台頭しその力が確立するなか、多くの政変や合戦が起きた。鎌倉幕府成立時の「治承・寿永の内乱」から戦国時代の幕開け「享徳の乱」まで、年号を介した十五の事件を年代記風に辿り、敗れた者への視点から描く。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史 人文・思想・社会 歴史 その他

関幸彦 教育評論社グンキハシガクニエキアリ セキユキヒコ 発行年月：2024年02月26日 予約締切日：2024年02月25日 ページ数：352p サイズ：単行本 ISBN：9784866240961 関幸彦（セキユキヒコ） 歴史学者（日本中世史）。元日本大学文理学部教授。1952年生まれ。学習院大学大学院人文科学研究科博士後期課程単位修得。学習院大学助手、文部省初等中等教育局教科書調査官、鶴見大学文学部教授を経て、2008年日本大学文理学部史学部史学科教授に就任、2023年に退任（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 1　『平家物語』と『太平記』の世界を探る（義経生存説の展開／平資盛・貞能主従と『平家物語』／平重衡の往生と鎮魂／大庭景親と大庭景義の歴史的選択ー『平家物語』『源平盛衰記』にみる中世武士の姿から／源頼朝の挙兵をめぐる諸問題　ほか）／2　軍記を拡げる（『将門記』の史実性／将門の子孫伝承と相馬氏／合戦記と「党」表現／『今昔物語集』にみえる「兵」について／『承久記』と北陸道合戦　ほか） 「太平記は史学に益なし」ーかつて、歴史家・久米邦武はこう確信した。果たして軍記は史学に何ももたらさないのか。歴史学者たちがその問題に立ち向かう。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史 人文・思想・社会 文学 古典文学

関幸彦 山川出版社（千代田区）コイスル ブシ タタカウ キゾク セキ,ユキヒコ 発行年月：2015年08月 ページ数：397p サイズ：単行本 ISBN：9784634150744 関幸彦（セキユキヒコ） 日本大学文理学部教授。1952年生まれ。学習院大学大学院史学専攻後期博士課程満期退学。学習院大学文学部助手などを経て現職（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1部　恋する武士（王朝武士の色とりどり／鎌倉武士の懸想／動乱期南北朝と修羅の恋）／第2部　闘う貴族（王朝貴族と闘いの諸相／公武体制と王朝貴族たち／動乱期南北朝の貴族たち） 「恋は貴族、闘いは武士」と考えるのが一般的だが、人は誰でも抵抗もすれば恋もする。いつの世も時代を超えて、人びとは切ない想いとともに苦悩する。世俗への抵抗、暗殺の謀議、恋の復讐、密会現場の惨劇など、これまで正史ではあまり語られることのなかった史実から新たな中世を描く話題作。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史

二・二六事件と青年将校 関幸彦 山本博文 吉川弘文館ハイシャ ノ ニホンシ セキ,ユキヒコ ヤマモト,ヒロフミ 発行年月：2014年07月15日 ページ数：254， サイズ：全集・双書 ISBN：9784642064651 筒井清忠（ツツイキヨタダ） 1948年大分県に生まれる。1977年京都大学大学院文学研究科博士課程単位修得退学。1988年文学博士（京都大学）。1994年京都大学文学部教授。現在、帝京大学文学部教授、東京財団上席研究員（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） クーデターの「真実」ープロローグ／1　昭和維新運動（北一輝と猶存社／青年将校運動の開始／桜会結成から五・一五事件まで）／2　昭和陸軍の形成（「下剋上」の時代／皇道派と統制派の対立）／3　クーデター計画の実像（青年将校の人物像／直接的動因とクーデター謀議の開始／クーデター計画の構築／クーデター計画と天皇観）／4　二・二六事件の勃発と展開（襲撃と占拠／暫定内閣をめぐる攻防／石原莞爾の動き／二十七日の情勢／流血か大詔かー香椎戒厳司令官の上奏案／自決か抗戦か）／5　二・二六事件の終焉（鎮圧／軍法会議）／二・二六事件をめぐる論点ーエピローグ 雪が舞う帝都を震撼させた二・二六事件。蹶起した青年将校たちの“昭和維新”はなぜ失敗し、彼らは敗者とされたのか。計画から実行・鎮圧、後世の影響までを克明に再現。近代日本史上最大のクーデター事件の真実に迫る。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史

関幸彦【著】販売会社/発売会社：吉川弘文館/吉川弘文館発売年月日：2006/10/16JAN：9784642063159

関幸彦 清水書院キョウノレキシ　ニホンヘンジョウ セキユキヒコ 発行年月：2020年04月10日 予約締切日：2020年03月12日 ページ数：440p サイズ：単行本 ISBN：9784389501204 関幸彦（セキユキヒコ） 1952年に生まれる。1985年、学習院大学博士課程満期退学、同大学助手を経て、日本大学文理学部教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 物部守屋ー祖先を神として守り抜く信念に生きた／長屋王ー覚えのない容疑に身を捧げた／藤原広嗣ー大忠臣の誇りを胸に無念の最期を遂げた／橘諸兄ー政治はだれのためにするのかを心に問い続けた／小野篁ー反骨の精神を貫いた文人貴族／菅原道真ー天神として祀られることになった文人貴族の誤算／平将門ー混乱する板東の平和維持に尽くした任〓の武士／藤原純友ー海賊平定の正当な評価を求めて蜂起した／藤原実資ー権力に媚びなかった孤高の御曹司／皮聖　行円ー堕落した仏教界に無言の圧力をかける異形の僧侶／平重盛ー「心操甚だ穏やか」な武将の実像／源頼政ー美福門院・八条院の武者として貫いた生涯／藤原秀衡ー「北方の王者」と評されることは事実か／静御前ー吉野山峰の白雪踏み分けて入りにし人のあとぞ恋しき／弁慶ー悲劇の英雄を守り通した伝説の怪僧／梶原景時ー源頼朝・頼家に尽くした男の悲劇／朝夷名義秀ー能・歌舞伎の演目にもなった伝説の猛者／三浦胤義ー源家の遺児を守り切れなかった男の最後の意地／北条時房ー鎌倉幕府の危機を乗り越えた男／護良親王ー反尊氏路線を貫いた公武一統の急進派／北条時行ー中先代の乱の立役者、鎌倉北条氏の筋の通し方／楠木正成ー七生滅敵に殉じた河内の土豪／新田義貞ー鎌倉倒幕で名を挙げた南朝の忠臣／足利直義ー兄尊氏に毒殺された敗者の信念／北畠親房ー戦う公家の真骨頂、南朝最大のイデオローグ／赤松満祐ー足利将軍を討った武将の大義／世阿弥ー時の権力者に翻弄された能の大成者の生涯／上杉憲実ー鎌倉府と室町幕府の関係維持に身命を捧げた／太田道潅ー讒言に散った、江戸城を築造した男の最期／畠山義就ー己の実力だけを信じて戦い続けた戦国大名の草分け／松永久秀ー見直される下剋上の典型とされた男の生涯 憐れとも愚かとも思えるまで自分を裏切らず、敢然と目的実現に突き進んだ男、そして女。歴史の表舞台から消えた、〓ある人々の物語。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史 人文・思想・社会 歴史 伝記(日本）

著者関幸彦(著)出版社講談社発売日2013年01月ISBN9784062921503ページ数315Pキーワードぶしのたんじようこうだんしやがくじゆつぶんこ215 ブシノタンジヨウコウダンシヤガクジユツブンコ215 せき ゆきひこ セキ ユキヒコ9784062921503内容紹介草深い辺境から「都の堕落した貴族」を倒すために現れたのか、それとも武芸を生業とした貴族社会の一員だったのか——。近年活況を呈する武士論の二つの見方を統合し、「武士誕生」の道筋を描く。古代の蝦夷との戦争が坂東の地に蒔いた「武の遺伝子」は、平将門、藤原秀郷らによって育まれ、武家の棟梁たる源義家、頼朝らによって大きく開花した。※本データはこの商品が発売された時点の情報です。目次序章 ある武士団のものがたり—烟田一族の盛衰（中世武士団烟田氏の世界へ/烟田氏のルーツ ほか）/1 怨乱—蝦夷問題の遺産（三善清行の防衛白書/蝦夷問題と新羅問題 ほか）/2 反乱—坂東の夢（「兵」の時代へ/王朝国家と軍事貴族 ほか）/3 内乱—棟梁の時代（兵から武士へ/国衙と武士 ほか）/終章 武士の発見（坂東の履歴/中世とは何か ほか）

遠山美都男，関幸彦，山本博文【著】販売会社/発売会社：新潮社発売年月日：2008/03/28JAN：9784101164434

「貴族道」と「女房」の平安王朝 朝日新書938 関幸彦 朝日新聞出版フジワラノミチナガトムラサキシキブ ユキヒコ 発行年月：2023年12月13日 予約締切日：2023年11月13日 ページ数：240p サイズ：新書 ISBN：9784022952479 関幸彦（セキユキヒコ） 1952年生まれ。歴史学者。学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士課程修了。学習院大学助手、文部省初等中等教育局教科書調査官、鶴見大学文学部教授を経て、2008年に日本大学文理学部史学科教授就任。23年3月に退任。専攻は日本中世史（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序　謡曲『源氏供養』を考えるーいま一度の光源氏／1　王朝時代の諸相ー内と外／2　藤原道長の章（道長の周辺ー「権門」貴族の群像／道長のファミリー・ヒストリー／道長の年代記）／3　紫式部の章（紫式部の周辺ー「寒門」女房の群像／紫式部ーファミリー・ヒストリー／紫式部の年代記）／4　再びの王朝時代の諸相ー都と鄙（都鄙と王朝武者／外交の危機と王朝） 権勢の家柄「権門」の五男だった道長。貧しい家柄「寒門」の出でありながら、文才・歌才に恵まれた紫式部。出自・身分を異にする二人が、一条天皇期の宮廷世界で時間を共有したー。両者の対照的な出自・才能・運命・生き様を丹念にたどり、二人が生きた平安王朝を鮮やかに描き出す。 本 人文・思想・社会 歴史 日本史 新書 その他