岩波新書 丸山真男 岩波書店ニホン ノ シソウ マルヤマ　マサオ 発行年月：1961年11月21日 予約締切日：1961年11月20日 ページ数：214p サイズ：新書 ISBN：9784004120391 第79刷 丸山真男（マルヤママサオ） 1914ー96年。1937年東京大学法学部卒業。専攻は政治学、日本政治思想史（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 1　日本の思想（日本思想史の包括的な研究がなぜ貧弱なのか／日本における思想的座標軸の欠如　ほか）／2　近代日本の思想と文学ー一つのケース・スタディとして（政治ー科学ー文学／明治末年における文学と政治という問題の立てかた　ほか）／3　思想のあり方について（人間はイメージを頼りにして物事を判断する／イメージが作り出す新しい現実　ほか）／4　「である」ことと「する」こと（「権利の上にねむる者」／近代社会における制度の考え方　ほか） 現代日本の思想が当面する問題は何か。その日本的特質はどこにあり、何に由来するものなのか。日本人の内面生活における思想の入りこみかた、それらの相互関係を構造的な視角から追究していくことによって、新しい時代の思想を創造するために、いかなる方法意識が必要であるかを問う。日本の思想のありかたを浮き彫りにした文明論的考察。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 東洋思想 新書 その他

ちくま学芸文庫 丸山眞男 筑摩書房チュウセイ ト ハンギャク マルヤマ,マサオ 発行年月：1998年02月 ページ数：499p サイズ：文庫 ISBN：9784480083982 忠誠と反逆／幕末における視座の変革ー佐久間象山の場合／開国／近代日本思想史における国家理性の問題／日本思想史における問答体の系譜ー中江兆民『三酔人経綸問答』の位置づけ／福沢・岡倉・内村ー西欧化と知識人／歴史意識の「古層」／思想史の考え方についてー類型・範囲・対象 開国の時期における、自我の原則と所属する集団・制度への忠誠との相剋を描き、忠誠と反逆という概念を思想史的に位置づけた表題作のほか、幕藩体制の解体期から明治国家の完成に至る時代を対象とした思想史論を集大成。『古事記伝』のなかに、近代にいたる歴史意識の展開を探る「歴史意識の『古層』」を付す。 本 人文・思想・社会 政治 文庫 人文・思想・社会

リベラリストの肖像 岩波新書 苅部直 岩波書店マルヤマ マサオ カルベ,タダシ 発行年月：2006年05月 ページ数：228， サイズ：新書 ISBN：9784004310129 序章　思想の運命／第1章　「大正ッ子」のおいたち／第2章　「政治化」の時代に／第3章　戦中と戦後の間／第4章　「戦後民主主義」の構想／第5章　人間と政治、そして伝統／終章　封印は花やかに 近代の理念と現代社会との葛藤をみすえつつ、理性とリベラル・デモクラシーへの信念を貫き通した丸山眞男。戦前から戦後への時代の変転の中で、彼はどう生き、何を問題としたのか。丸山につきまとうできあいの像を取り払い、のこされた言葉とじかに対話しながら、その思索と人間にせまる評伝風思想案内。 本 人文・思想・社会 政治 新書 その他

1933ー1949 丸山眞男 東京女子大学丸山眞男文庫 岩波書店BKSCPN_【高額商品】 マルヤマ マサオシュウ ベツシュウ マルヤマ,マサオ トウキョウ ジョシ ダイガク マルヤマ マサオ ブン 発行年月：2014年12月 ページ数：425p サイズ：全集・双書 ISBN：9784000928014 一九三三年の所感五点／明治政府の秩禄処分とその影響ー武士階級の階級分化過程に関する一考察／法理研究会記事／昭和十八年度最終講義（昭19・1）における学生を送る言葉／憲法研究委員会第一次報告／孫文と政治教育／政治とは何ぞや／近代日本政治の諸問題／ホープに就て／現代政治学の課題／政治嫌悪・無関心と独裁政治／民主主義政治と制度／ヨーロッパと日本ーイデオロギーの問題／ファシズムの歴史的分析 本 人文・思想・社会 政治

「丸山諭吉」神話を解体する 安川寿之輔 高文研フクザワ ユキチ ト マルヤマ マサオ ヤスカワ,ジュノスケ 発行年月：2016年10月 ページ数：510p サイズ：単行本 ISBN：9784874986059 安川寿之輔（ヤスカワジュノスケ） 1935年、兵庫県に生まれる。1964年、名古屋大学大学院教育学研究科博士課程修了。近代日本社会（教育）思想史専攻。宮城教育大学、埼玉大学教育学部、名古屋大学教養部・情報文化学部に勤務。98年、定年退職し、わだつみ会、不戦兵士・市民の会などの市民運動に参加。現在、名古屋大学名誉教授、教育学博士、不戦兵士・市民の会副代表理事（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 1　福沢諭吉の「大日本帝国憲法」＝「教育勅語」体制評価ー丸山真男の無視した福沢の重要論説（“『文明論之概略』＝福沢の原理論”の破綻を示すものー連載社説「日本国会縁起」「国会の前途」／「大日本帝国憲法」＝「教育勅語」の賛美と積極的肯定）／2　「大日本帝国憲法＝教育勅語」体制受容への福沢の思想的道のり（福沢の忠孝思想ー儒教主義「反対論」の中身／初期啓蒙期自体の福沢の限界と変容の兆し　ほか）／3　初期啓蒙期・福沢の思想の見直しー「天は人の上に人を造らず…と云へり」再考（思想史研究の方法ー丸山真男の場合／「天は…と云へり。」問題　ほか）／4　福沢諭吉をどう評価するかー近代日本最大の保守主義者の素顔と思想（素顔の福沢諭吉／思想家・福沢諭吉は転向したのか　ほか）／資料　丸山真男の無視した福沢諭吉の重要論説（“『文明論之概略』＝福沢の原理論”の破綻を示すもの／「大日本帝国憲法」＝「教育勅語」体制の賛美と積極的肯定　ほか） 「国のためには財を失ふのみならず、一命をも抛て惜むに足らない」と主張し、大日本帝国の「お師匠様」を自負した国家主義者・帝国主義者の福沢諭吉。その福沢を「典型的な市民的自由主義」の思想家としてイメージを定着させたのが丸山眞男である。今も最高額面紙幣を飾る「福沢神話」の製造者責任を問う！ 本 人文・思想・社会 哲学・思想 東洋思想

丸山眞男 東京大学出版会BKSCPN_【高額商品】 ニホン セイジ シソウシ ケンキュウ マルヤマ,マサオ 発行年月：1983年06月 ページ数：406， サイズ：単行本 ISBN：9784130300056 本 人文・思想・社会 政治

動員、主体、戦争責任 中野敏男 青土社オオツカヒサオトマルヤママサオ ナカノトシオ 発行年月：2014年07月23日 ページ数：351， サイズ：単行本 ISBN：9784791768028 第1章　最高度自発性の生産力ー大塚久雄におけるヴェーバー研究の意味（見失われた三つの疑問／神とマモンー自己中心的近代人への批判／戦時動員と生産倫理／戦後生産力としての人間類型／近代批判の二つの道ー主体化という問題）／第2章　主体性への動員／啓蒙という作為ー丸山眞男の政治思想史研究における戦中と戦後（丸山眞男というテクストとコンテクスト／総力戦という危機状況と丸山眞男の出立／「日本政治思想史研究」の作為／徂徠論の転位と戦後啓蒙の問題構成／福沢論の変容と戦後啓蒙の自己背反／「日本」、「大衆」、「主体」への強迫ー自己同一的な主体という罠）／第3章　ボランティアとアイデンティティー普遍主義と自発性という誘惑（最高度自発性とボランティアの動員／動員の思想としての普遍主義／「ボランティアという生き方」の意味／強要されるアイデンティティの再政治化ー「ボランティア」と「新しい社会運動」／自己同一的な主体を越えてー「日本人としての責任」を考える） 大塚久雄と丸山眞男は、国民を「自由な主体」として「動員」しようとする志向を、戦中から一貫して保持しつづけた。この「動員の思想」は、現在の「市民ボランティア」運動にも流れ込んでいるー「戦後啓蒙」を担った二人の思想と営為を、戦中の初出雑誌まで遡りながら読み直し、戦後日本思想史の常識を塗りかえる。 本 ビジネス・経済・就職 経済・財政 経済学 人文・思想・社会 哲学・思想 その他

1950ー1960 丸山眞男 東京女子大学丸山眞男文庫 岩波書店マルヤマ マサオシュウ ベツシュウ マルヤマ,マサオ トウキョウ ジョシ ダイガク マルヤマ マサオ ブン 発行年月：2015年03月 ページ数：416p サイズ：全集・双書 ISBN：9784000928021 一九五〇年（近代的ナショナリストとしての福沢先生／レッドパージ反対集会での発言／サンソムが引く幕府による吉田松陰死刑宣告文へのコメント）／一九五二年（朱子学）／一九五三年（議会政と選挙の機能／政治的無関心と逃避／匿名批評ルールについて）／一九五四年（逆コースと雪解けの兆しー「日本の窓から」第一回）／一九五五年（健康者対病人）／一九五六年（「スターリン批判」をめぐってー武田泰淳との対談／戦争責任をめぐってー支配層の場合）／一九五七年（革命と反動（東洋とヨーロッパ）ー竹内好との対談）／一九五八年（丸山先生に聞く）／一九五九年（一月一三日丸山眞男先生速記録／音楽・音感教育について／全学連幹部構内隠匿事件に関する法学生大会での発言／日本人の倫理観（座談））／一九六〇年（日本の進む道（座談）ー転機に立つ世界のなかで／「民主主義をまもる音楽家の集い」へのアピール／明星学園講演会速記録／箱根会議における総括的発言メモ／近代化と西欧化／内と外） 占領期から安保闘争期まで激動の10年間の諸作品。 本 人文・思想・社会 政治

日本近代の〈知〉と〈個人〉 樋口陽一 平凡社カトウ シュウイチ ト マルヤマ マサオ ヒグチ,ヨウイチ 発行年月：2014年12月 ページ数：181p サイズ：単行本 ISBN：9784582836769 樋口陽一（ヒグチヨウイチ） 1934年、仙台市生まれ。憲法学。東北大学・東京大学・パリ第2大学・パリ第5大学・社会科学高等研究院（EHESS）・フリブール大学（スイス）・上智大学・早稲田大学で教授、客員教授を歴任。その間、1981年に国際憲法学会創設委員となり、現在、同学会名誉会長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 1　比較における「段階」と「型」ー加藤周一「雑種文化」論から何を読みとるか（日本近代の理解に即しての段階と型／「雑種文化」論ーその構造と戦略／「雑種文化」論ー憲法論に即して）／2　憲法学にとっての丸山眞男ー「弁証法的な全体主義」を考える（「弁証法的な全体主義」／「民族」国家と「国民」国家）／3　「個人の尊厳」＝「憲法」ー「外来」と「内在」の軋みの中で（加藤と丸山にとっての「外来」と「内在」／あらためて日本近代にとっての「個人」を遡る）／二人の先達へのオマージュ いま、この危機と混迷の時代に、憲法学者・樋口陽一が、基本に立ち戻り、戦後日本を代表する英知・加藤周一と丸山眞男の「憲法論」と「思想」を再読し、その本質を語り尽くす。 本 人文・思想・社会 法律 法律

丸山眞男の「執拗低音」と「開国」に読む 浅井　基文 三一書房ニホンセイジノビョウリ アサイ　モトフミ 発行年月：2020年08月17日 予約締切日：2020年06月15日 ページ数：296p サイズ：単行本 ISBN：9784380200069 浅井基文（アサイモトフミ） 1941年、愛知県生まれ。東京大学法学部中退。1963年〜1988年、外務省勤務。1988年〜2011年、東京大学教養学部教授、日本大学法学部教授、明治学院大学国際学部教授、広島市立大学広島平和研究所長を歴任（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 1　個人的体験／2　執拗低音／3　開国／4　「普遍」と「個」／5　日本の「開国」への道のり／6　21世紀国際社会と日本 「未開社会」日本、「未開民族」日本人。丸山眞男の政治思想を手掛かりに、主権者意識の欠落した日本人と、日本政治の「特異性」・「後進性」を鋭く抉る論考。 本 人文・思想・社会 政治