吉野作造デモクラシー論集 中公文庫 吉野作造 中央公論新社ケンセイ ノ ホンギ ヨシノ,サクゾウ 発行年月：2016年05月 ページ数：302p サイズ：文庫 ISBN：9784122062528 吉野作造（ヨシノサクゾウ） 1878（明治11）年宮城県に生まれる。東京帝国大学法科大学政治学科卒業後、大学院に進む。1906年、袁世凱長男の家庭教師として中国・天津へ赴く。10年、政治史・政治学研究のため欧米に留学、帰国後、東京帝国大学教授となる。16（大正5）年1月、『中央公論』に「憲政の本義を説いて其有終の義を済すの途を論ず」を発表、以後二〇年近くの間、『中央公論』の看板執筆者として活躍する。24年、東京帝国大学教授を辞職し、朝日新聞社に入社するも三ヵ月で退社を余儀なくされる。同年、明治文化研究会を組織。33（昭和8）年、結核のため没（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず／民本主義・社会主義・過激主義／帷幄上奏論／護憲運動批判／現代政治上の一重要原則ー民主主義は何故わるいか／憲法と憲政の矛盾 一九一六年一月に発表され、民本主義を唱道した「憲政の本義を説いて其有終の美を済すの途を論ず」は大きな反響を巻き起こしたが、「有終の美」が遠いことは現在の私たちがよく知ることでもある。有権者の覚醒こそがデモクラシーの根本だと説き続けた吉野の真骨頂を伝える六篇を収録。 本 人文・思想・社会 政治 文庫 人文・思想・社会

大正デモクラシーが生んだ「在野の精神」 シリーズ・人と文化の探究 田澤　晴子 ミネルヴァ書房ヨシノサクゾウトヤナギタクニオ タザワ ハルコ 発行年月：2018年03月30日 予約締切日：2018年03月14日 ページ数：330p サイズ：全集・双書 ISBN：9784623081615 田澤晴子（タザワハルコ） 1966年東京都生まれ。名古屋大学大学院環境学研究科博士後期課程修了。岐阜大学教育学部准教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 吉野作造と柳田国男の比較研究／第1部　「大正デモクラシー」と宗教精神（吉野作造における「国体」と「神社問題」ーキリスト教精神の普遍化と国家神道批判／柳田国男における民間「神道」観の成立とキリスト教ー「国民倫理」形成と神社合祀政策批判／柳田国男における「固有信仰」と「世界民俗学」ーキリスト教との関連から）／第2部　現実の政治認識と学説（一九二〇年代の柳田と吉野の政治思想ー「共同団結の自治」と「政治的自由」／「デモクラシー」と「生存権」ー吉野作造と福田徳三との思想的交錯／「共同団結の自治」実現への模索ー「民俗」の価値および神道政策への提言／吉野作造の「現代」政治史研究ー政治史講義を中心に／「郷土研究」とアカデミズム史学ー「神話」研究の再興及び歴史資料編）／「大正デモクラシー」の学問の特徴／「新しい歴史学」と「我々の文化史学」 「大正デモクラシー」の学問といえば柳田民俗学がその象徴とされてきたが、吉野作造の明治文化研究も在野性や反権力性が論じられてきた。本書では、吉野の「民本主義」論、東アジア論の全体から明治文化研究を読みなおし、その学問の本質を明らかにする。また柳田国男の思想をキリスト教精神、アカデミズム、政治という観点から再検討し、両者の学問に通じる第一次世界大戦のインパクト、普遍性への希求という特徴を明らかにする。 本 人文・思想・社会 哲学・思想 東洋思想

岩波文庫 吉野作造 岡義武 岩波書店ヨシノ サクゾウ ヒョウロンシュウ ヨシノ,サクゾウ オカ,ヨシタケ 発行年月：1975年07月 ページ数：361p サイズ：文庫 ISBN：9784003313114 第5刷 1　未来に寄せる期待（憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず／原内閣に対する要望／原首相に呈する書　ほか）／2　批判と主張（最近政変批判／護憲運動批判／憲政常道の要求　ほか）／3　逆流の中で（民族と階級と戦争／選挙と金と政党／政界の回顧と展望） 大正デモクラシー運動期の思想的指導者の一人であった吉野作造（1878ー1933）は、第一次世界大戦末期から満州事変前後にかけて、数多くのすぐれた政治評論をのこした。その中から、民本主義を提唱し、この運動の烽火となった「憲政の本義を説いてその有終の美を済すの途を論ず」をはじめ、彼の基本的思想をあらわす評論20篇を精選し収めた。 本 人文・思想・社会 政治 文庫 人文・思想・社会

矢内原忠雄・赤松克麿・岡義武ノート 矢内原忠雄 赤松克麿 岩波書店ヨシノ サクゾウ セイジシ コウギ ヤナイハラ,タダオ アカマツ,カツマロ 発行年月：2016年01月 ページ数：481p サイズ：単行本 ISBN：9784000254687 1913年度講義録（矢内原忠雄ノート）／1915年度講義録（赤松克麿ノート）／1916年度講義録（赤松克麿ノート）／1924年度講義録（岡義武ノート） 本 人文・思想・社会 政治

近代日本の思想家 松本三之介 東京大学出版会ヨシノ サクゾウ マツモト,サンノスケ 発行年月：2008年01月 ページ数：411p サイズ：全集・双書 ISBN：9784130141611 松本三之介（マツモトサンノスケ） 1926年茨城県に生れる。1948年東京大学法学部卒業。現在、東京大学名誉教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序章　生い立ち／第1章　若き日の思想と行動／第2章　民本主義の誕生／第3章　デモクラシーの戦い／第4章　新しい国際秩序に向けて／第5章　政党内閣期の内政と外交／終章　デモクラシー論をめぐって／補論　吉野作造と明治文化研究 本 人文・思想・社会 歴史 伝記（外国）

日独戦争から大正デモクラシーへ 今野元 名古屋大学出版会ヨシノ サクゾウ ト ウエスギ シンキチ コンノ,ハジメ 発行年月：2018年11月 予約締切日：2018年11月01日 サイズ：単行本 ISBN：9784815809263 今野元（コンノハジメ） 1973年東京都に生まれる。1995年東京大学法学部卒業。2002年ベルリン大学第一哲学部歴史学科修了（Dr．phil．）。2005年東京大学大学院法学政治学研究科修了（博士（法学））。現在、愛知県立大学外国語学部・大学院国際文化研究科教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序章　大正デモクラシーとドイツ政治論の競演／第1章　明治日本のドイツ的近代化／第2章　「獨逸學」との格闘ー一八九八ー一九〇六年／第3章　洋行ー一九〇六ー一九一四年／第4章　欧州大戦の論評ー一九一四ー一九一八年／第5章　「大正グローバリゼーション」への対応ー一九一八ー一九二六年／第6章　崩壊前の最期ー一九二六ー一九三三年／第7章　終わりなき闘争ー一九三三ー二〇一八年／終章　二つの権威主義の相克 「民本主義」対「国家主義」の単純な枠組みに収まりきらない、近代社会科学最大のライバルの共通基盤と真の分水嶺はどこにあったのか。ドイツ経験などの見過ごされた契機も手掛かりに、近代日本政治の現実の焦点を捉え、デモクラシーと帝国をめぐる議論に新たな地平を拓く。 本 人文・思想・社会 政治

主権の所在をあえて問わない人民のための政治、いわゆる「民本主義」を唱導した吉野作造の代表作。当時の藩閥政治を批判、国家の根本である憲法の本来的な意義を考察し、立憲政治の実現には国民一般の「智徳」が重要だと説く、「デモクラシー」入門書の元祖。待望の新訳！画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。 ※ご購入は、楽天kobo商品ページからお願いします。※切り替わらない場合は、こちら をクリックして下さい。 ※このページからは注文できません。

光文社古典新訳文庫 吉野作造 山田博雄 光文社ケンセイノホンギソノユウシュウノビ ヨシノ サクゾウ ヤマダ ヒロオ 発行年月：2019年11月12日 予約締切日：2019年10月30日 ページ数：328p サイズ：文庫 ISBN：9784334754143 吉野作造（ヨシノサクゾウ） 1878ー1933。政治学者。思想家。宮城県出身。海老名弾正らの説教を聞いたことを機に、キリスト教を信仰。その後、東大生時代には海老名主宰の雑誌『新人』の編集を補佐し、キリスト教社会主義者と交流する。大学では小野塚喜平次の影響を受ける。1909年に東大助教授に就任し、翌年から3年にわたって欧米に留学。帰国後の’16年、雑誌『中央公論』に「憲政の本義を説いて其有終の美を済すの途を論ず」を発表し、民本主義を主導。’32年には社会大衆党を結成し、顧問に就任。’33年逝去 山田博雄（ヤマダヒロオ） 新潟県生まれ。1995年、中央大学大学院法学研究科政治学専攻博士課程単位取得満期退学。博士（政治学）。日本政治思想史専攻。中央大学、武蔵野大学ほかで非常勤講師（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 憲政とは何か／憲政をすみずみまで徹底させて、立派な成果をあげるとは、どういうことか／憲政の精神的な根底ー民本主義／民本主義と民主主義のちがい／民本主義に対する誤解／民本主義の内容（一）ー政治の目的／民本主義の内容（二）ー政策の決定／代議政治／人民と議員との関係／議会と政府との関係 主権の所在をあえて問わない人民のための政治、いわゆる「民本主義」を唱導した吉野作造の代表作。当時の藩閥政治を批判し、国家の根本である憲法の本来的な意義を考察し、立憲政治の実現には国民一般の「智徳」が重要だと説く、「デモクラシー」入門書の元祖。待望の新訳！ 本 人文・思想・社会 政治 文庫 人文・思想・社会

Century　Books　人と思想　196 太田哲男 清水書院ヨシノ サクゾウ オオタ,テツオ 発行年月：2018年08月 予約締切日：2018年07月25日 ページ数：318p サイズ：全集・双書 ISBN：9784389421960 太田哲男（オオタテツオ） 1949（昭和24）年、静岡県に生まれる。東京教育大学大学院文学研究科博士課程（倫理学専攻）中退。博士（学術）。現在、桜美林大学教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 1　欧州留学時代までー大正デモクラシーの時代／2　政論家吉野の誕生と中国の大変動ー大正政変／3　民本主義と中国・朝鮮論の転換／4　政治と社会の大変動／5　労働問題と平和主義の模索／6　迫害と抵抗／7　無産政党への関与／8　明治文化論と晩年 今からほぼ一世紀前、第一次世界大戦の時期に、吉野作造は「民本主義」の提唱者として登場した。米騒動や三・一独立運動が起こった時代の潮流をみつめ、精力的に執筆された吉野の諸論説は、時代の「臨床診断」ともいうべき性格をもち、世の注目をあびた。その診断は、国内の非立憲的な政治制度を果敢に批判し、「デモクラシー」運動に理論的根拠を提供し、また、中国・朝鮮の民族主義的な運動に共感を寄せるものでもあり、いずれも国際主義的・平和主義的な立場からなされ、光彩を放った。吉野は東大を退職し朝日新聞社に入社した一九二四年、「舌禍事件」によって退社を余儀なくされる。自由な言論活動が大きく制約される時代が近づいていた。本書は、吉野と交流のあった人びとをあわせて描き、晩年の明治文化研究まで、吉野の姿を浮き彫りにする。吉野作造生誕一四〇年を記念する出版。 本 人文・思想・社会 歴史 伝記（外国）

品　番：KKCS-148発売日：2011年01月29日発売出荷目安：2〜5日□「返品種別」について詳しくはこちら□品　番：KKCS-148発売日：2011年01月29日発売出荷目安：2〜5日□「返品種別」について詳しくはこちら□DVDその他発売元：紀伊國屋書店日本の学術・文化・教育の分野で優れた業績を残した人物を紹介する評伝シリーズ第25巻。東京帝國大学での法学研究や海外留学を経て民主主義が世界の趨勢であることを確信し、民衆が政治に参加し、政治の中心となる道一民本主義を提唱した吉野作造に迫る。制作年：2009制作国：日本ディスクタイプ：片面1層カラー：カラー映像サイズ：スタンダードアスペクト：4：3音声仕様：ステレオドルビーデジタル日本語収録情報《1枚組》学問と情熱 第25巻 吉野作造