グーテンベルクからグーグルへ 文学テキストのデジタル化と編集文献学 ピーター・シリングスバーグ/著 明星聖子/訳 大久保譲/訳 神崎正英/訳
■ISBN:9784766416718★日時指定・銀行振込をお受けできない商品になりますタイトルグーテンベルクからグーグルへ 文学テキストのデジタル化と編集文献学 ピーター・シリングスバーグ/著 明星聖子/訳 大久保譲/訳 神崎正英/訳ふりがなぐ−てんべるくからぐ−ぐるえぶんがくてきすとのでじたるかとへんしゆうぶんけんがく発売日200909出版社慶応義塾大学出版会ISBN9784766416718大きさ340,13P 22cm著者名ピーター・シリングスバーグ/著 明星聖子/訳 大久保譲/訳 神崎正英/訳内容情報目次等■内容情報等“Google ショック”の本質を衝く必読書!▼「グーグルブック検索」 の衝撃とそれに伴う議論の沸騰においても見落とされている議題(文学テキストのデジタル化の問題点と可能性、テキストをめぐるコミュニケーションの変容)について、本質的な議論を展開。From Gutenberg to Google: Electronic Representations of Literary Texts, Cambridge University Press, 2006. の翻訳。▼文学研究は何に基づいて行われるのか。モノとしての本か、あるいは情報としてのテキストか。人文学の研究はそもそも何を資料としてきたのか。また、今後は何を資料としていくのか。デジタルの「本」の氾濫は、文学研究の制度、ひいては、人文学研究の制度全体に根本から揺さぶりをかける。「グーグルブック検索」の問題は、たんに作家や出版社といった供給者側の問題にとどまらない。それは 「本」 をいかに読むのか、使うのかという読者、利用者、研究者の側の問題でもある。▼文学、人文諸科学の制度のありようと直結する基盤の世界規模の変容を説き、人文科学の歴史と未来を見据えた本書の記述は 「デジタル化」 を考える際の必読書・基本書たりえる内容となっている。■目次序 章第1章 二一世紀における手稿、本、そしてテキスト第2章 複雑性、耐久力、アクセス可能性、美、洗練、そして学術性第3章 書記行為理論 慣習??いった/いわない、意図した/理解した 時間、空間、物質性 モノとしてのテキスト 意味の生成??書かれたこと、書かれていないこと、理解されたこと 知識、不確かさ、そして無知 書記行為理論の要素第4章 書記行為を再現するための電子的インフラストラクチャー I 電子ナリッジサイトのための概念空間 村をあげての仕事 業界標準とモジュール式構造 材料、構造、能力 II 実践的な問題 資金をどのように調達するのか? 言語とソフトウェアによる解決策のいくつか 新しいプロジェクトと遺産プロジェクト 分 業 編集上の問題??ケーススタディ 編集版の構築 遺産ファイルの変換 品質向上 二つの電子的解決策 ウィリアム・サッカレー全集の事例 ソフトウェアの実際的問題第5章 ヴィクトリア朝小説??読みを形づくる形第6章 電子テキストのじめじめした貯蔵室第7章 編集文献学の競合する目的を調和させることについて第8章 聖人崇拝、文化のエンジニアリング、モニュメントの構築、その他の学術版編集の機能 I 永遠に続く否定 II 無関心の中心 III 永遠に続く肯定第9章 審美的な対象??「私たちの喜びの主題」第10章 文学研究における無知 註 編集文献学の不可能性??訳者解説に代えて 参考文献 人名・作品名索引
3,520円