国民大衆雑誌の公共性 岩波現代文庫 佐藤　卓己 岩波書店キングノジダイ サトウ　タクミ 発行年月：2020年01月18日 予約締切日：2019年12月07日 ページ数：596p サイズ：文庫 ISBN：9784006004149 佐藤卓己（サトウタクミ） 1960年生まれ。京都大学大学院教育学研究科教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 1　講談社文化と大衆的公共圏（マス・メディア誕生／講談社文化と岩波文化ー出版革命と公共性／「大衆」の争奪戦ープロレタリア的公共性とファシスト的公共性）／2　『キング』の二つの身体ー野間清治と大日本雄弁会講談社（野間清治の立身出世主義ー「私設文部省」の光と影／『キング』への道ー細分化メディアにおける統合戦略／「雑誌報国」か「積悪の雑誌王」か）／3　「ラジオ的雑誌」の同調機能　一九二五ー一九三二年（「くち・コミュニケーション」の企業化／「ラジオ読者」の利用と満足／『キング』レコード）／4　「トーキー的雑誌」と劇場的公共性　ー一九三三ー一九三九年（「ラジオ的雑誌」のトーキー化／「雑誌報国」と「映画国策」／「日刊キング」と戦争ジャーナリズム）／5　『キング＝富士』のファシスト的公共性　一九四〇ー一九四五年（雑誌の黄金時代？／「読書の大衆化」と「大衆の国民化」／「精神弾薬」と思想戦）／結　国民雑誌の戦後　一九四五ー一九五七年（「戦犯雑誌」のサバイバルー民主化の意味／国民雑誌の限界）／おわりにー国民雑誌の終焉 日本で初めて発行部数一〇〇万部を達成し、雑誌の黄金期を築いた大日本雄弁会講談社の雑誌『キング』。同時代のメディア環境全体のなかでこの国民大衆誌の意味を捉え直し、戦時体制下において「雑誌王」野間清治と「講談社文化」とが果たした役割を解き明かした雄編がついに文庫化！ 本 文庫 美容・暮らし・健康・料理 文庫 人文・思想・社会

ちくま新書　1530 佐藤 卓己 筑摩書房メディアロンノメイチョサンジュウ サトウ タクミ 発行年月：2020年11月07日 予約締切日：2020年09月19日 ページ数：352p サイズ：新書 ISBN：9784480073525 佐藤卓己（サトウタクミ） 1960年生まれ。89年、京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。東京大学新聞研究所助手、同志社大学文学部助教授、国際日本文化研究センター助教授等を経て、京都大学大学院教育学研究科教授。著書に『「キング」の時代』（岩波現代文庫、サントリー学芸賞）、『言論統制』（中公新書、吉田茂賞）、『ファシスト的公共性』（岩波書店、毎日出版文化賞）など多数ある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 1　大衆宣伝＝マス・コミュニケーションの研究／2　大衆社会と教養主義／3　情報統制とシンボル操作／4　メディア・イベントと記憶／忘却／5　公共空間と輿論／世論／6　情報社会とデジタル文化 「歴史学」は現在から過去を解明しようとするのに対し、「メディア論」は現在から未来を展望しようとするー。メディア史研究の第一人者である著者が、社会心理から政治学まで、文明論的な視座をもつメディア論の「名著」三〇冊を精選。「大衆宣伝＝マス・コミュニケーションの研究」「情報統制とシンボル操作」「情報社会とデジタル文化」など六章にわたって解説を加えてゆく。ウェブ時代にあってメディア論を深く知りたい人にとり最良のブックガイドである。 本 人文・思想・社会 社会 社会学 新書 その他

終戦記念日のメディア学 ちくま学芸文庫 佐藤卓己 筑摩書房ハチガツ ジュウゴニチ ノ シンワ サトウ,タクミ 発行年月：2014年12月10日 ページ数：358， サイズ：文庫 ISBN：9784480096548 佐藤卓己（サトウタクミ） 1960年生れ。1989年、京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。東京大学新聞研究所助手、国際日本文化研究センター助教授を経て、京都大学大学院教育学研究科准教授。著書として『「キング」の時代』（岩波書店、サントリー学芸賞）、『言論統制』（中公新書、吉田茂賞）など多数ある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序章　メディアが創った「終戦」の記憶／第1章　降伏記念日から終戦記念日へー「断絶」を演出する新聞報道／第2章　玉音放送の古層ー戦前と戦後をつなぐお盆ラジオ／第3章　自明な記憶から曖昧な歴史へー歴史教科書のメディア学／おわりにかえてー戦後世代の「終戦記念日」を！／補論1　「八月十五日」の民意／補論2　「八・一五革命」再考／補論3　「九月ジャーナリズム」を提唱する 「戦没者を追悼し平和を祈念する日」制定が閣議決定されたのは、敗戦から三十七年が過ぎた一九八二年四月十三日である。その編成プロセスを新聞の「玉音写真」、ラジオのお盆中継、学校教科書の終戦記述から徹底検証したメディア史研究の金字塔。世界のVJデイ（九月二日）と向き合い、戦争と平和を論じるため、新たに三篇を増補。 本 人文・思想・社会 社会 社会学 文庫 美容・暮らし・健康・料理 文庫 人文・思想・社会

マルクスからヒトラーへのメディア史 ちくま学芸文庫 佐藤卓己 筑摩書房タイシュウ センデン ノ シンワ サトウ,タクミ 発行年月：2014年05月08日 ページ数：512， サイズ：文庫 ISBN：9784480096098 佐藤卓己（サトウタクミ） 1960年生れ。1989年、京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。東京大学新聞研究所助手、国際日本文化研究センター助教授を経て、京都大学教育学研究科准教授。著書として『「キング」の時代』（岩波書店、サントリー学芸賞）、『言論統制』（中公新書、吉田茂賞）のほか、多数ある（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1章　預言のメディアから予言のメディアへ／第2章　市民的啓蒙新聞から社会主義大衆機関紙へ／第3章　「読書する市民」から「感受する大衆」へ／第4章　社会主義マリアンヌから国民国家ゲルマーニアへ／第5章　新聞政党のラジオ観と労働者的公共圏の崩壊／第6章　「鉤十字」を貫く「三本矢」／終章　シンボルの黄昏ー大衆政治におけるシンボルの可能性／補論（風俗史家フックスにおける政治／「ナチ宣伝」という神話） 大衆が政治の舞台に躍り出た20世紀初頭、政党は権力維持に不可欠な民意を調達するため、より強力で説得力あるメディアを求めて熾烈な宣伝戦を繰り広げた。当時、世界最強の組織力を誇ったドイツ社会民主党は、その勝利のイメージをデモ、祝祭、シンボル、漫画、新聞などでいかに表現したのか。また、新たに登場したラジオ放送にどう向き合ったのか。レーニンも称賛したこの社会主義宣伝の「神話」を最も深く学んだ人物こそ、国民社会主義者アドルフ・ヒトラーだった。多くのイラスト資料とともに、市民的公共性からファシスト的公共性への構造転換を鮮やかに解き明かしたメディア史の雄編。 本 人文・思想・社会 社会 社会学 文庫 人文・思想・社会

日本的民意の系譜学 新潮選書　新潮選書 佐藤 卓己 新潮社ヨロントセロン サトウ タクミ 発行年月：2008年09月25日 予約締切日：2008年09月24日 ページ数：352p サイズ：全集・双書 ISBN：9784106036170 佐藤卓己（サトウタクミ） 1960年生まれ。京都大学文学部卒業。京都大学博士（文学）。東京大学助手、同志社大学助教授、国際日本文化研究センター助教授を経て京都大学大学院准教授。専攻はメディア史、大衆文化論。著書は『「キング」の時代』（岩波書店、日本出版学会賞・サントリー学芸賞受賞）、『言論統制』（中央新書、吉田茂賞受賞）ほか（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 輿論は世論にあらず／戦後世論の一九四〇年体制／輿論指導消えて、世論調査栄える／終戦記念日をめぐる世論調査／憲法世論調査とポリズム批判／「声なき声」の街頭公共性／東京オリンピックー世論の第二次聖戦／全共闘的世論のゆくえ／戦後政治のホンネとタテマエ／テレビ世論のテンポとリズム／世論天皇制と「私の心」／空気の読み書き能力 「世論の従って政治をすると間違う場合もある」（小泉純一郎）…この“世論”はセロンか、ヨロンか？“公的意見＝輿論”と“世間の空間＝世論”、両者を改めて弁別し、戦後を検証したい。終戦記念日、安保闘争、東京オリンピック、全共闘、角栄と日中関係、天皇制、小泉劇場などエポックとなる出来事の報道を分析し、メディアの世論操作を喝破する。甦れ、輿論。 本 人文・思想・社会 社会 社会学

天下無敵 野依秀市伝 岩波現代文庫　社会329 佐藤 卓己 岩波書店マケグミノメディアシ サトウ タクミ 発行年月：2021年09月17日 予約締切日：2021年08月10日 ページ数：516p サイズ：文庫 ISBN：9784006033293 序章　元祖「メディア人間」／第一章　野依式ジャーナリズムの原点／第二章　「広告取り東洋一」の実業雑誌／第三章　喧嘩ジャーナリズムの筆誅録／第四章　「大正巌窟王」の闘い／第五章　『世の中』と『女の世界』の新機軸／第六章　仏教プロパガンディストの信仰縦横録／第七章　護憲派ジャーナリストの有田ドラッグ征伐／第八章　「代議士」野依秀市の誕生／第九章　「貧強新聞」奮戦記／第一〇章　筆（ペン）は剣よりも強し／第一一章　総力戦体制下の「反体制」言論／第一二章　敗戦者の勝利／第一三章　広告媒体か、モラル装置か 本 人文・思想・社会 歴史 伝記（外国） 文庫 美容・暮らし・健康・料理 文庫 人文・思想・社会

一億総博知化への系譜 佐藤　卓己 岩波書店テレビテキキョウヨウ サトウ　タクミ 発行年月：2019年01月17日 予約締切日：2018年12月20日 ページ数：440p サイズ：文庫 ISBN：9784006003999 佐藤卓己（サトウタクミ） 1960年生まれ。京都大学大学院博士課程単位取得退学。国際日本文化研究センター助教授などを経て、現在、京都大学大学院教育学研究科教授。専攻はメディア史、大衆文化論。著書に『『キング』の時代ー国民大衆雑誌の公共性』（岩波書店、日本出版学会賞受賞、サントリー学芸賞受賞）、『言論統制ー情報官・鈴木康三と教育の国防国家』（中公新書、吉田茂賞受賞）、『ファシスト的公共性ー総力戦体制のメディア学』（岩波書店、毎日出版文化賞受賞）など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序章　「テレビ的教養」を求めて／第1章　国民教化メディアの一九二五年体制／第2章　テレビの戦後民主主義／第3章　一億総中流意識の製造機／第4章　テレビ教育国家の黄昏／終章　「テレビ的教養」の可能性 テレビは本当に「一億総白痴化」をもたらしたのか？それとも、「一億総博知化」をもたらし得るものなのか。戦前・戦後にまたがる「放送教育運動」の軌跡を通して、従来の娯楽文化論／報道論ではなく、“教養のメディア”としてのテレビ史を論じ、その可能性を浮かび上がらせた画期的著作。 本 ビジネス・経済・就職 産業 運輸・交通・通信 文庫 美容・暮らし・健康・料理 文庫 人文・思想・社会

■ISBN:9784422202938★日時指定・銀行振込をお受けできない商品になりますタイトル大衆の強奪　全体主義政治宣伝の心理学　セルゲイ・チャコティン/著　佐藤卓己/訳フリガナタイシユウ　ノ　ゴウダツ　ゼンタイ　シユギ　セイジ　センデン　ノ　シンリガク　ソウシヨ　パルマコン　1発売日201911出版社創元社ISBN9784422202938大きさ310P　21cm著者名セルゲイ・チャコティン/著　佐藤卓己/訳

情報官・鈴木庫三と教育の国防国家 中公新書 佐藤卓己 中央公論新社ゲンロン トウセイ サトウ,タクミ 発行年月：2004年08月25日 予約締切日：2004年08月18日 ページ数：437p サイズ：新書 ISBN：9784121017598 佐藤卓己（サトウタクミ） 1960年（昭和35年）、広島県に生まれる。84年、京都大学文学部史学科西洋史学専攻卒業。86年、同大学大学院修士課程修了。87年、ミュンヘン大学近代史研究所留学。89年、京都大学大学院文学研究科西洋史学専攻博士課程研究指導認定退学。90年、東京大学新聞研究所助手。92年、同大学社会情報研究所助手。96年、同志社大学文学部社会学科助教授。2001年、国際日本文化研究センター助教授。現在、京都大学大学院教育学研究科助教授。著書に『「キング」の時代ー国民大衆雑誌の公共性』（岩波書店、2002年、日本出版学会学会賞受賞、サントリー学芸賞受賞）など（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 序章　『風にそよぐ葦』の神話／第1章　立志・苦学・軍隊／第2章　「教育将校」の誕生／第3章　昭和維新の足音／第4章　「情報部員」の思想戦記／第5章　「紙の戦争」と「趣味の戦争」／終章　望みなきにあらず 言論界で「小ヒムラー」と怖れられた軍人がいた。情報局情報官・鈴木庫三少佐である。この「日本思想界の独裁者」（清沢洌）が行った厳しい言論統制は、戦時下の伝説として語りつがれてきた。だが、鈴木少佐とはいったい何者なのか。極貧の生活から刻苦勉励の立志伝。東京帝国大学で教育学を学んだ陸軍将校。学界、言論界の多彩なネットワーク。「教育の国防国家」のスローガン。新発見の日記から戦時言論史の沈黙の扉が開かれる。 本 人文・思想・社会 政治 新書 人文・思想・社会

■ISBN:9784006003999★日時指定・銀行振込をお受けできない商品になりますタイトル【新品】【本】テレビ的教養　一億総博知化への系譜　佐藤卓己/著フリガナテレビテキ　キヨウヨウ　イチオク　ソウハクチカ　エノ　ケイフ　1オク/ソウハクチカ/エノ/ケイフ　イワナミ　ゲンダイ　ブンコ　ガクジユツ　399発売日201901出版社岩波書店ISBN9784006003999大きさ423，5P　15cm著者名佐藤卓己/著