吶喊 岩波文庫　赤25ー2 魯迅 竹内　好 岩波書店アキューセイデンキョウジンニッキホカジュウニヘン ロジン（ルーシュン） タケウチ　ヨシミ 発行年月：1981年02月16日 予約締切日：1981年02月15日 ページ数：256p サイズ：文庫 ISBN：9784003202524 第73刷 狂人日記／孔乙己／薬／明日／小さな出来事／髪の話／から騒ぎ／故郷／阿Q正伝／端午の節季／白光／兎と猫／あひるの喜劇／村芝居 魯迅が中国社会の救い難い病根と感じたもの、それは儒教を媒介とする封建社会であった。狂人の異常心理を通してその力を描く「狂人日記」。阿Qはその病根を作りまたその中で殺される人間である。こうしたやりきれない暗さの自覚から中国の新しい歩みは始まった。 本 小説・エッセイ 外国の小説 文庫 小説・エッセイ

角川文庫 魯迅 増田　渉 KADOKAWAアキュウセイデン ロジン マスダ　ワタル 発行年月：2018年06月15日 予約締切日：2018年03月29日 ページ数：240p サイズ：文庫 ISBN：9784041068533 魯迅（ロジン） 本名、周樹人。1881年、浙江省紹興生まれ。官僚の家柄であったが、20歳のとき日本へ留学したのち革新思想に目覚め、清朝による異民族支配を一貫して批判。27歳で帰国し、教職の傍ら、鋭い現実認識と強い民衆愛に基づいた文筆活動を展開。1936年、上海で病死 増田渉（マスダワタル） 1903年、島根県生まれ。東京帝国大学卒業。中国文学者。1977年逝去（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 狂人日記／孔乙己／小さな事件／故郷／阿Q正伝／家鴨の喜劇／孤独者／藤野先生／眉間尺 日雇いで暮らす阿Qは、周囲にバカにされひどい目に遭わされても、一種の精神的勝利法で問題から目を逸らしていたー。当時の中国社会を痛烈に風刺し、社会変革を目指した魯迅の代表作。辛亥革命の失敗点を暴き、民族的決意を促そうとした表題作で、魯迅は文学史にその名を刻んだ。ほかに、デビュー作「狂人日記」、終生の師を描いた「藤野先生」、「孔乙己」「小さな事件」「故郷」「家鴨の喜劇」「孤独者」「眉間尺」を収録。 本 小説・エッセイ 外国の小説 文庫 小説・エッセイ

漱石・鴎外から清張・春樹まで 藤井省三 東京大学出版会ロジン ト ニホン ブンガク フジイ,ショウゾウ 発行年月：2015年08月19日 ページ数：262， サイズ：単行本 ISBN：9784130830669 藤井省三（フジイショウゾウ） 1952年東京に生まれる。1982年東京大学大学院博士課程修了。桜美林大学助教授を経て、東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授、文学博士。専攻、中国語圏の文学と映画（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 1　日本作家から魯迅へ（夏目漱石と魯迅ー『坊つちやん』「阿Q正伝」の国民性批判の系譜／森鴎外と魯迅ー「舞姫」から見た「愛と死」の意匠／芥川龍之介と魯迅1ー「毛利先生」と「孔乙己」をめぐる回想の物語／芥川龍之介と魯迅2ー「さまよえるユダヤ人」伝説および芥川龍之介の死）／2　魯迅から日本作家へ（魯迅と佐藤春夫ー両作家の相互翻訳と交遊／魯迅と太宰治ー竹内好による伝記小説『惜別』批判をめぐって／魯迅と松本清張ー「故郷」批判と推理小説「張込み」への展開／魯迅と村上春樹ー「1Q84」の中の「阿Q正伝」の亡霊たち） 日中文学の系譜を探る、スリリングな一冊。作品を読み解いて、魯迅と日本作家たちとの色濃い繋がりを提示する。東アジアのモダンクラシックとなった魯迅文学の多彩な姿！ 本 小説・エッセイ 外国の小説

人が人を食うという妄想にとりつかれた「狂人日記」の「おれ」、貧しい日雇い農民でどんなに馬鹿にされても「精神的勝利法」によって意気軒昂たる阿Q。表題二作とも辛亥革命前後の時代を背景に、妄想者の意識・行動をたどりながら、中国社会の欺瞞性を鋭くえぐり出す。魯迅最初の作品集『吶喊』の全訳。画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。 ※ご購入は、楽天kobo商品ページからお願いします。※切り替わらない場合は、こちら をクリックして下さい。 ※このページからは注文できません。

野草と雑草 秋吉收 九州大学出版会ロジン アキヨシ,シュウ 発行年月：2016年11月 ページ数：375， サイズ：単行本 ISBN：9784798501918 本 人文・思想・社会 文学 詩歌・俳諧

清朝末から革命期へという混乱の時代に、ペンを執って敢然と立ちあがり、新しい中国文学を切り拓いた、偉大な作家・魯迅の代表作を、その著作『吶喊』『彷徨』『朝花夕拾』から集める。人に食われることを恐れる男を主人公に封建制度と儒教道徳を徹底批判した「狂人日記」のほか、「阿Q正伝」「藤野先生」「小さな事件」「家鴨の喜劇」など13編を収録。中国近代文学の父・魯迅の代表作がいっぱい！画面が切り替わりますので、しばらくお待ち下さい。 ※ご購入は、楽天kobo商品ページからお願いします。※切り替わらない場合は、こちら をクリックして下さい。 ※このページからは注文できません。

東北大学留学百周年 魯迅・東北大学留学百周年史編集委員会 東北大学出版会ロジン ト センダイ ロジン トウホク ダイガク リュウガク ヒャクシュウ 発行年月：2004年10月 ページ数：166p サイズ：単行本 ISBN：9784925085953 付属資料：CDーROM1 1　魯迅が学んだ東北大学（江沢民主席来学／魯迅の生涯／解剖学ノート／魯迅『藤野先生』／藤野先生のこと　ほか）／2　仙台市今昔（仙台は転機をもたらした土地である／仙台市今昔／菅野俊作思源寮） 本書では、魯迅が学んだ時代の仙台医専や仙台の様子や、藤野先生が添削した学生魯迅の解剖学ノート等が紹介され、読者が、魯迅が学び、思索し、生活した足跡を容易に辿れるよう工夫されている。 本 人文・思想・社会 歴史 その他

早稲田新書　9 藤井 省三 早稲田大学出版部ムラカミハルキトロジンソシテチュウゴク フジイ ショウゾウ 発行年月：2021年12月21日 予約締切日：2021年11月17日 ページ数：260p サイズ：新書 ISBN：9784657210197 藤井省三（フジイショウゾウ） 中国文学研究者。名古屋外国語大学教授・図書館長、東京大学名誉教授。1952年生まれ。東京都出身。76年3月、東大文学部を卒業。東大大学院人文科学研究科中国文学専攻修士課程を修了後、中国政府国費留学生として復旦大学留学を経て、82年3月に東大大学院博士課程を単位取得満期退学。91年9月、東大より博士（文学）の学位授与。専門は現代中国語圏の文学と映画（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 第1章　村上春樹と魯迅／第2章　男子学生の帰省と中年男の帰郷／第3章　裏切りと再会、遠い中国と懐かしい日本／第4章　満洲国の記憶ー『羊をめぐる冒険』と高橋和巳『堕落』／第5章　「トニー滝谷」と『ねじまき鳥クロニクル』／第6章　中国における村上批判／第7章　村上文学の中の戦争の記憶 「猫好きの村上春樹」と「猫嫌いで小鼠好きの魯迅」二人を合わせ鏡にして迫る文学世界ー。 本 人文・思想・社会 文学 文学史(日本） 新書 その他

お酒で読み解く現代中国文化史 東方選書 藤井省三 東方書店ロジン ト ショウコウシュ フジイ,ショウゾウ 発行年月：2018年10月 予約締切日：2018年10月26日 ページ数：277p サイズ：全集・双書 ISBN：9784497218193 藤井省三（フジイショウゾウ） 1952年東京生まれ。東京大学大学院博士課程修了。1991年魯迅研究により文学博士。桜美林大学助教授を経て1988年より東大文学部助教授、同教授を務め、2018年3月に定年退休後、東大名誉教授。現在は南京大学文学院海外人文資深教授。専攻は現代中国語圏の文学と映画（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです） 1　北京篇（北京のビールは茶碗で飲み、香港映画は北京で観るべし／北京の二鍋頭　ほか）／2　上海篇（ビールの都、上海／一九七九年上海ビールのおつまみ　ほか）／3　地方篇（魯迅による紹興酒の飲み方／魯迅と紹興酒　ほか）／4　香港・台湾篇（香港・湾仔のスージー・ウォンバーと新界の大栄華酒楼／香港のバー街・蘭桂坊の物語　ほか）／5　世界篇（ニューヨーク・チャイナタウンの紹興酒／プラハ地下バーの現代中国詩　ほか） 一九七九年の上海ビールの味、映画に見る北京の地酒、魯迅が描く紹興酒の風景、台湾文学に登場する清酒白鹿、“公宴”“私宴”風景の変貌…文学研究という立場から中国の変化を見続けてきた著者が、酒をキーワードに、文学や映画、時には自身の体験を支えながら、改革・開放経済体制以後四〇年の中国語圏文化の変遷を語る。『NHKラジオ中国語講座』テキスト（二〇〇三〜二〇〇四年度）の連載「中国酒で味わう現代文化」を加筆修正し再構成。中国におけるここ十年の酒宴の変貌について新たに書き加えた。 本 人文・思想・社会 社会 社会学 エンタメ・ゲーム サブカルチャー

レグルス文庫 今村与志雄 第三文明社ロジン ノ ショウガイ ト ジダイ イマムラ,ヨシオ 発行年月：1990年07月 ページ数：222p サイズ：新書 ISBN：9784476011890 はじめにー文章語改革運動としての文学革命／魯迅の生涯と時代／「道はなかった」と「道はない」とー「故郷」の翻訳／魯迅の「故郷」について／「阿Q正伝」について／日本文化・魯迅・ラッセル／魯迅とその現代的意義ー「声なき中国」と「呪文」から／語らざる人生体験のあつみー許広平『魯迅回想録』から思うこと／周作人小伝／周作人による狂言の中国訳について／茅盾とその作品の世界（茅盾について／茅盾の作品の世界）／駱賓基について 多くの史的解釈の彼方で今も、権力を撃ち続けてやまない魯迅の実像を提起。 本 新書 その他