衝動と焦燥と(仮) (双葉文庫 日本推理作家協会賞受賞作家 傑作短編集 8) [ 香納 諒一 ]
双葉文庫 日本推理作家協会賞受賞作家 傑作短編集 8 香納 諒一 北方 謙三 双葉社ショウドウトショウソウト カノウ リョウイチ キタカタ ケンゾウ 発行年月:2019年06月13日 予約締切日:2019年04月16日 ページ数:336p サイズ:文庫 ISBN:9784575659023 香納諒一(カノウリョウイチ) 1963ー。1991年に「ハミングで二番まで」で小説推理新人賞を受賞。1999年、かつて愛した女性の真の姿を弁護士が追及する『幻の女』で日本推理作家協会賞を受賞した。ハードボイルドや冒険小説から警察小説や恋愛小説へと作風を広げる 北方謙三(キタカタケンゾウ) 1947ー。中央大学在学中から純文学作家として創作活動をつづけていたが、1981年刊の『弔鐘はるかなり』で一躍、ハードボイルド作家として注目を集める。1985年、『渇きの街』で日本推理作家協会賞を受賞。その後、時代小説や歴史小説にも話題作が多く、『破軍の星』で柴田錬三郎賞を、『楊家将』で吉川英治文学賞を、『水滸伝』で司馬遼太郎賞を受賞する。2010年、日本ミステリー文学大賞を受賞 河野典生(コウノテンセイ) 1935ー2012。大学生の頃から詩、戯曲、幻想小説などを書いていたが、1959年、テレビ番組「夜のプリズム」の脚本公募に「ゴウイング・マイ・ウェイ」で佳作入選、翌1960年に短編集『陽光の下、若者は死ぬ』を出版、ハードボイルドの新鋭として注目を集めた。1964年、『殺意という名の家畜』で日本推理作家協会賞を受賞。その後、幻想的なSFやジャズ小説にも意欲を見せる 真保裕一(シンポユウイチ) 1961ー。アニメーションの製作に携わっていた1991年、『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞する。1996年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞を受賞、同作は映画化されてヒットした。1997年、『奪取』で山本周五郎賞と日本推理作家協会賞を受賞。2006年には『灰色の北壁』で新田次郎文学賞を受賞している。時代小説まで含めて作風は幅広い 馳星周(ハセセイシュウ) 1965ー。編集者や評論活動を経て1996年に『不夜城』を刊行、一躍ベストセラーとなって注目を集めた。その『不夜城』で吉川英治文学新人賞を受賞、1998年には『鎮魂歌ー不夜城2』で日本推理作家協会賞を受賞する。さらに1999年、『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞した。以後、いわゆるロマン・ノワール(暗黒小説)の旗手として話題作を発表してきた 藤田宜永(フジタヨシナガ) 1950ー。フランス滞在から帰国後にエッセイを執筆。1986年刊のフランスを舞台にしたハードボイルドの『野望のラビリンス』が最初の長編小説。やはりフランスが舞台の冒険小説『鋼鉄の騎士』で、1995年、日本推理作家協会賞を受賞する。私立探偵・竹花のシリーズのようなハードボイルドの一方、恋愛小説に新境地を見せ、1999年に『求愛』で島清恋愛文学賞、2001年に『愛の領分』で直木賞を受賞。2017年には『大雪物語』で吉川英治文学賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ハミングで二番まで(香納諒一)/一日だけの狼(北方謙三)/ゴウイング・マイ・ウェイ(河野典生)/再会(真保裕一)/ギャングスター(馳星周)/タクシー・ボーイ(藤田宜永) 湧き上がる衝動。迫りくる焦燥。ある者は決して忘れることができぬ過去のため、またある者は満ち溢れる野心がゆえに、思わぬ事態に直面することになってしまう。追いつめられた男たちが、辿り着いた結末とは…?歴史ある日本推理作家協会賞を受賞し、ミステリー界が誇る作家六名による、男たちの衝動と焦燥を描いた珠玉作短編集シリーズ第八弾。 本 小説・エッセイ ミステリー・サスペンス 小説・エッセイ 日本の小説 著者名・か行 文庫 小説・エッセイ
753円